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サツキ品種「白梅」

桜前線が日本列島に伸び、

東京からソメイヨシノの開花宣言もなされ、

春本番の様相を呈してきました。

咲き出す間際のこの雰囲気、いいですよね。

でも、ソメイヨシノも風情があって好きなのですが、

個人的にはヤマザクラを一番に推したい、しんです。

 

しかし、ここ栃木県はというと、

まだまだ朝晩が寒く、サクラのツボミも硬く、

サクラの開花はもう少し先の様子。

早いものは散り始めていますが、

まだまだウメが全盛の状態で見頃を迎えています。

近寄れば芳香を漂わせ、

一瞬にして春の世界へと誘われますね。

 

 

サツキの品種にも、梅の文字が付く品種は多く、

その中でももっとも梅らしい品種と言えば、

白梅でしょう。

「しろうめ」ではなく、「しらうめ」と読みます。

雪白色無地の単色芸で、端正な花形が魅力です。

けっして派手さもなければ、花が大きい訳でもなく、

咲き分けの艶やかな大輪花品種と比べてしまえば、

地味そのものです。

 

 白兆×紅梅 雪白色無地。花容端正な5〜6弁咲き、

 車咲きも出る。中輪

 

それでも、この花には人を惹きつけるだけの力があるように

思うから不思議。

無駄なものを一切削ぎ落としたような潔さ

とでもいいましょうか、単色芸の集大成とも言えるでしょう。

個人的にはヒョロヒョロとした細くも古い、

やや腰高の文人木などに咲かせて楽しみたいかなと思います。

咲き分けを気にする必要もないので、一本あると何かと便利。

展示会に出品すれば、ベテラン勢からも、

一目置かれること必至です。

 

サツキ品種「すず」

今大人気の女優さんに広瀬すずさんがいます。

どこか古風なお名前ですが、

2017年春現在で18歳。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍ぶりですね。

 

実はサツキの品種のひとつにも、

「すず」という品種が存在します。

こちらは今から45年前に登録された品種で、

玉織姫の実生として生まれたものです。

なので、今ではあまり見かけない品種でもあります。

埼玉県新座市の鈴木さんが作出し、

埼玉県川口市の別の鈴木さんが登録した品種なので、

「すず」の名前が付いたものと思われます。

 

 玉織姫の実生(2色咲き) 白地に紅紫色と紫色の小絞

 り、覆輪、底白、白・紅紫色・紫色無地。丸弁。中輪

 

この品種の特徴は、

生まれながらにして2色咲き分けるという性質。

白い花弁の中に、紅紫色と紫色の2色の絞りが入るのです。

けっこうわかりやすい2色の咲き分けなので、

咲かせたらきれいでしょうね。

実は私も現物を見たのは数えるほどしかないのです。

 

たいていの品種は、登録後しばらくしてから、

2色の色彩が発見されるものなのですが、

すずに至っては、早い時期から頭角を現したということです。

すずという名前を付けると、

早い時期から実力を発揮できるのかもしれませんね。

これからのお子さんの名付けにいかがでしょうか。

 

ちなみに広瀬すずさんのお姉さんもまた女優さんです。

広瀬アリスさんと言い、こちらもテレビやCMで

活躍されています。

凄い姉妹ですね。

残念ながら、アリスという名の品種は見当たりませんが、

誰か新花の品種名に付けてもいいのではないでしょうか。

 

ちなみに、私はすずさんよりも、アリスさんの方が

ちょっとタイプな、しんです。

サツキ品種「新日光」

あとひと月ほどで、修理中だった日光の陽明門が、

煌びやかな姿となって、お披露目されるそうです。

その時に、陽明門前で盆栽展が行なわれますので、

日光にお越しの際は、是非観賞されてはいかがでしょうか。

きっと、私も取材で行くと思います、しんです。

 

サツキ愛好者からよく聞かれる質問のひとつに、

日光と新日光、五光の違いを聞かれることがあります。

どれも晃山系の枝変わり品種で、全て親戚筋の品種です。

 

これらの品種は、展示会に出品されている作品と品種名が、

合致していないと思われるものもけっこう多く、

実際にあいまいになっていることも多いようです。

また、有識者の中でもごっちゃになっていたり、

地域や団体によっては考え方が違っていたりと

100%統一されていない実情もあり、

わかりづらくなっているようです。

 

そこで、ここに紹介する見分け方は、

月刊さつき研究の一見解としての見分け方であることを

ご了承ください。

あくまで便宜的かつ簡単に違いを紹介したいと思います。

まずは日光と五光の違い。

日光はピンク色地に紅色の絞りが入る花です。

五光はその日光の色彩が逆転し、

紅色地にピンク色の絞りが入り、純白色も出る花。

見た目には日光の方が淡く、優しい印象があり、

五光の方が濃い色彩で比べるとやや賑やかに見えるはずです。

 

 新日光

 日光

 五光

 天照

 

そして新日光はというと、

日光の花柄の中に純白の絞りと無地が出る花を指します。

先に述べた通り、日光は地合花ですから、

その白地枝変わりの品種も存在しています。

それは天照といい、白地に紅色の絞りが入る花となります。

ということで、新日光という品種は、

この地合花の日光と白地紅色絞りの天照が、

ひとつの花姿に同居した状態を指した名前なのです。

要はどっちの花柄も持った、

どっちつかずの花と言うことになりましょう。

 

また、地域や団体によっては、

五光を新日光と呼んだり、日光と五光が半々に出るものを

そう呼ぶ場合があり、混乱しているのです。

 

なので、サツキ界では、

白地と地合が半々に出ているような花柄を、

ひとつの品種としては認めずに、

地合花品種名の頭に「新」の字を冠して、

新○○と言う名を付けて区別している場合が多いのです。

 

なので、新煌陽、新壬生の華、新万里なども、

同様に一品種としては認められていませんので、

購入される際や展示会出品の際はご注意を。

ちなみに、単純に地合花になった新松鏡や新寿、

2色咲きに変化した新大盃などのような

やや紛らわしい命名の例もありますので、

新が付いているから品種ではないとは思わないでくださいね。

もちろん、白地と地合の両方が出て品種として認められている

例もありますので、またややこしいのではありますが…。

そのややこしさもまた、サツキの奥深さと思っていただければ

これ幸いです。

創樹盆遊会発表会

ここ数日は栃木県内で開催の

サツキ関連のイベントを廻っています、しんです。

 

 

今朝は、塩谷町で開催の

創樹盆遊会有志による発表会を取材。

鹿沼から少し離れているため、

人の入りが心配されましたが、

開場と同時にひっきりなしに

来場者があり、かなりの盛況ぶり。

 

明日の午後4時まで開催しておりますので、

鹿沼の行き帰りにでも行かれては

いかがでしょうか。

花木センターの観光いちご園

今日から皐樹展が始まりました。

さほど冷え込みもなく、

来場者も多く、上々の滑り出しの様子。

 

今までに来られた方はわかると思いますが、

花木センターのみどりの産業館は、

最奥の丘の上にあります。

雪が降ると登れなかったり、

風が吹くとかなりの吹きっさらしになる場所。

 

 

そのみどりの産業館のまん前に、

今まで無かった(駐車場が広がっていた)

観光いちご園がオープンしていました。

花木センターで今年の1月15日に

新たにオープンした施設です。

 

正確には摘み取り園らしく、

食べながら摘むことはできないらしく、

自分の目利きで摘み取り、

グラム売りとするシステムのようです。

 

 とちひめ

 

中でも栃木県が誇るいちごの品種、

「とちおとめ」の他に、

あまり出荷には廻らない、

観光園で多く扱われる地場品種の

「とちひめ」があり、

いただいて見た所、

濃密な甘さを感じ、かなりの美味しさです。

 

皐樹展は26日の日曜まで、

観光いちご園はゴールデンウィーク明けまで

やっているそうなので、

是非、いちごを食べに鹿沼へ来てみては。

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