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国風盆栽展開催中

ここ数日、会社にて国風盆栽展入選樹の

画像処理をしています、しんです。

かなりの数があるので、時間はかかりそう。

普段、盆栽と言えばサツキばかりですが、

たまに他の樹種を見ると、実に目に新鮮。

そのお陰で、あらためてサツキの良さも

知れる、見えてくるというものです。

 

現在、東京上野の東京都美術館にて、

2月11日の日曜日まで前期展示を開催中。

後期展示は2月13日から16日まで

開催の予定です。

サツキも多数展示されていますので、

盆栽に興味のある方は是非どうぞ。

後期日程では、日本の水石展も開催されますので、

そちらも併せて行かれてはいかがでしょうか。

 

 

 

さつき品種「秀峰の光」

また雪予報ですね。

先日ほどは降らなさそうですが、

明日はまた、東京出張を予定しています、しんです。

道路が機能不全に陥らないことを祈りたいと思います。

 

ここで何度も紹介しているように、

晃山系の枝変わり品種は数え切れないほど存在しています。

まあ、全部覚える必要はありませんし、

名前のみで展示会ではお目にかかれない品種もあります。

最終的には好みで取捨選択していただければいいのです。

なんせ、全ての品種を把握できている人は、

きっとプロアマ通して誰もいないでしょうからね。

素材だって、全て揃えることはまず無理な話です。

 

今回紹介するのは、晃山の光からの枝変わりの秀峰の光。

大元は晃山から派生した剣弁咲きの系譜にあたります。

色彩は晃山そのままの晃山の光の色彩が、

如峰山と同様に覆輪花に変化したのが、秀峰の光の花柄です。

ようは覆輪のみの単芸品種ってことです。

なので、さほど派手さはありません。

しかし、弁先の鋭さは大きな魅力を感じます。

小柄な花ですが、間近で見ると力強さを感じることでしょう。

 

 晃山の光の枝変わり(覆輪に変化)

 紫紅色に白覆輪。剣弁咲き。小輪

 

展示会にはそれなりに頻繁に見られる品種のひとつでして、

ベテラン愛好家からは、略して秀峰とも呼ばれます。

晃山系品種の中では比較的太りが緩慢で、

やや硬い樹質を備え、少し気難しさを感じます。

なので、盆養木や株立ちなどの創作樹形こそ見かけますが、

あまり太幹のどっしりとした作品は少ないように感じますね。

晩秋から初冬にかけての照りのある紅葉が美しく、

その渋い面持ちから、渋好みの愛好家に支持されているよう。

 

そして、この晃山の系譜の多くは、

栃木県日光市や徳川家に由来する名前が並んでいます。

晃山も晃の字を上下に分解すれば日光ですし、

他にも華厳や東照の光、如峰山や葵など、

地名や家紋などに由来した名前がいくつも見られます。

 

ということでこの秀峰の光ですが、

特に地名とは関係がない名前のようにも思いますが、

発見者は日光市の人、登録者は宇都宮市の人ですから、

同じ覆輪花の如峰山に対して、男体山ではと感じています。

もしくは日光連山そのものを指して、

秀峰と称しているのかもしれませんね。

 

もちろん、秀峰の指すものは特定する必要もないでしょう。

この品種を育てる愛好者の皆さんが、地元の山に思いを馳せ、

それぞれに育てていただければいい訳です。

個人的に秀峰と言えば、やはり故郷の山の富士山ですが、

花形からは、北アルプスの名峰槍ヶ岳をイメージしますね。

そして山の頂上から見るご来光こそ、

秀峰の光のイメージするものではないかと思っています。

雪中のサツキ

会社の健康診断が3月下旬に決定。

明らかに体重でひっかかりそうな、しんです。

まだふた月ありますので、

少しは数値減に励もうかなと、

気持ちの上では考えています。

 

 

毎朝の冷え込みがキツいですね。

まだまだ雪が解けず随所に残っています。

写真は某公園のサツキの植え込み。

ツンツンと葉を出していますが、

大半は雪の下に没した状態。

雪に押さえつけられていた上部の徒長枝が、

雪が徐々に解けたことで、

ツンと跳ね上がったのでしょう。

なので、徒長枝の片側には穴が見えます。

 

雪国ではきっと、もっと強い力で抑え込まれ、

春に跳ね上がるもの、上がれないものとで

自然模様を作るのでしょうね。

さつき品種「筑峰」

ほのかにですが、正月太りも解消してきました、しんです。

もう少しシェイプアップしたいところではありますが、

徐々に努力したいと思います。

 

以前ここで、ミヤマキリシマ系の品種の鶴翁を紹介しました。

鶴翁はサツキとミヤマキリシマのハーフ品種なのですが、

今回紹介する筑峰もまた、系統こそ不明ではありますが、

やはりミヤマキリシマの血を色濃く持った品種です。

ひょっとすると鶴翁が親なのかもしれません。

 

ミヤマキリシマと言えば、九州に産するツツジの仲間。

なのでミヤマキリシマ系品種の多くは九州産が多いのですが、

この筑峰は意外にも関東で生まれたといわれる品種です。

よって、名前の筑峰は九州の筑豊地域とは関係がなく、

茨城県の筑波山の名前に由来するらしく、

筑波の峰という意味で、筑峰という名前となったようです。

読みかたは「つくほう」ではなく、「ちくほう」となります。

 

 系統不明 ミヤマキリシマ系

 濃桃紫色無地。丸弁。極小輪

 

筑峰の花は、ピンクを少し濃くしたような濃桃紫色の無地。

ややのっぺりとした印象もありますが、

絞りなどの芸は入らない、無地一色の花です。

ミヤマキリシマ系の花らしく、極小輪の花径が魅力で、

葉性も細かく小さく作るには最適の品種と言えるでしょう。

鶴翁に比べて花弁がより丸みを帯びて花色も濃いため、

ひと花の持つインパクトは筑峰の方があるかもしれません。

盆養木で緻密に作るのも良し、

小さく作りこんで棚飾りのアクセントにしても佳し、

株立ちに仕立てて無数の花を咲かせるも楽しいでしょう。

挿し芽にひと花咲かせるだけの一芽挿しもかわいらしく、

小さな花が大きな花を負かすほどのインパクトで、

人目を惹くかもしれませんよ。

それと過去の展示会で、茨城県内の愛好会で、

この筑峰を小品棚飾りで飾られた愛好家がいらっしゃり、

長い地板を霞ヶ浦に見立てて飾っていたのが印象的でした。

 

ちなみに鶴翁は鹿沼さつき会のみで認証登録されていますが、

筑峰は日本皐月協会で登録が見られ、

サツキの品種として、展示会に出品も可能です。

さつき品種「新生のときめき」

今年の有馬記念はキタサンブラックが有終の美を飾り、

競馬ファンならずとも話題をかっさらいました。

私も最後のレースのみテレビで見ていましたが、

やっぱり持っている馬、持っている人は強いですね。

まあ競馬はやらないので、馬券は買っていませんが。

けれども、興味があって時々テレビでは見ています。

実は学生時代に府中に住んでいたことがありますが、

一度も競馬場には行ったことのない、しんです。

有馬記念を獲った方はいい年をお迎えくださいませ。

 

中央競馬に出走する競走馬の名前は字数がカタカナで

2文字以上9文字以内に収めると決まっているそうです。

今年人気のキタサンブラックやサトノダイヤモンドも

9文字は超えていません。

ディープインパクト、ナリタブライアン、オグリキャップ、

テイエムオペラオーやジェンティルドンナ、オルフェーヴルも

促音、拗音、長音を含めても全て9文字以内。

それ以上の名前を付けてしまうと、

実況でも口が回らなくなりそうですからね。

 

ではサツキにはどれほど長い名前があるかといいますと、

小社刊行のさつき1000種図鑑からの限定としてみると、

文字数では「かみのやま乙女」、「かみのやま小町」、

それに「ふるさとのはな」、「新生のときめき」、

「美和のあけぼの」、「湯あがり美人」の7字が最長です。

そこに音数も加えた最も長い名前の品種となると、

「新生のときめき」ということになるでしょう。

文字数で7字、音数で9音となります。

たまたまか、日本人の感覚に備わっているのか、

不思議とこちらも9文字以内に収まっているようです。

 

ただし、以前に某さつき愛好会の展示会を取材した際、

ベテラン愛好家の方から、長い名前はやめて欲しい

との声が挙がったことを紹介しておきます。

理由を伺ったところ、その会では出品者の名札の横に、

品種名をパソコンで印字した名札も置いているのですが、

長過ぎる名前だと印字しづらい上に、

仮に作ってもカードスタンドに入りきらないとのこと。

また、1文字を小さくすると、上下に余白ができるため、

格好が付かないとのご指摘もありました。

 

これからサツキの品種名を付けようと思っている方、

品種名の長さでも売れ行きを左右する可能性があるようです。

誰もが覚えやすい適度な長さの品種名命名を

心がけてみてはいかがでしょうか。

もちろん、その懸念を吹っ飛ばすくらいの実力品種であれば、

それはそれでひとつの個性にもなりそうですが。

あえて寿限無寿限無うんちゃら〜と付けてみる酔狂な人、

さすがにいないでしょうし、

たぶんですが、きっと登録会で止められますわな。

 

 新生の花・葉変わり うすい紫色地に濃紅紫色の小絞り、

 半染め、濃紅紫色無地。剣弁咲き、深切れ咲き。大輪

 

ちなみにこの新生のときめきは、

新生の剣弁咲き、深切れ咲きの

花変わり・葉変わりで生まれた品種です。

世に発表されてまだ4年ほどですので、

展示会でその姿を見る機会は少ないでしょうが、

突出するように咲く花形は魅力的。

いずれその名が当たり前に感じる程に人気となるかも。

これからに期待が持てる品種のひとつでしょう。

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