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サツキ品種「彩・四季彩」

不安定な天気の今日、積乱雲が発達し、

鹿沼では昼過ぎに土砂降りとなり、

パチンコ玉大の雹も混じる天候に。

たいていこの季節、栃木県内はどこかで雹が降るものです。

被害さえなければ、そんな天気も好きな、しんです。

 

東北地方の一部を除き、

サツキの花季展示会もあらかた終わり、花ガラ摘みに、

花後の剪定と勤しんでいる愛好者も多いことでしょう。

摘み取った色とりどりの花ガラが

足元を埋め尽くしているかもしれませんね。

 

サツキは色彩の種類も多く、様々に咲き分け、

魅力の多い盆栽樹種です。

サツキは色彩に由来した品種名も数多く、

そのものズバリ彩という品種が存在しています。

 

白地に紅色絞りの咲き分けで彩という名前の割には、

意外と落ち着いた印象を受けるかと思います。

親品種は晃山系の白玲に咲き分けの千代の月を交配したもの。

おそらく樹性の弱かった千代の月の色彩を

作出者は強健な白玲に乗せたかったのではないかと思います。

 

 彩  白玲×千代の月

 白地に紅色の大小絞り、飛び入り絞り、覆輪、

 底白、白・紅色無地。細弁。小輪

 

色彩としては、千代の月の色彩を色濃く受け継ぎ、

白玲の強さも備えた印象の品種になっています。

なので白地はやや乳白色を帯びています。

花芽もすこぶる多く付いて、花芸も満遍なく出ますし、

初心者でも咲かせやすく作りやすい性質。

花ものとしても向き、盆栽に仕立ててもよく、葉性も緻密。

まさに優等生タイプの品種に昇華しています。

 

なので人によっては面白みに欠けるなんて人もいましょうが、

そういう人はもっと派手な、樹作り難易度の高い品種に

挑戦していただければいいでしょう。

彩は花も葉性も小さいので、小さく作るのにも最適な品種。

手乗り盆栽、モダン盆栽としてうってつけです。

 

それから、この彩にもうひと色加わると、

別な品種名に変わります。

それは四季彩と呼び、白地に紅色絞りに黄色が加わったもの。

と言っても、それは花柄としてではなく、葉性としてのもの。

要は緑色の葉に黄色の斑が入り、ひと色増えたのです。

細かく言うと、散り斑系の黄掃け込み斑というものだそう。

 

 四季彩 彩の葉変わり(黄葉・黄玉斑)

 白地に紅色の大小絞り、飛び入り絞り、覆輪、

 白・紅色無地。やや細弁。剣弁咲き。小輪

 

サツキの花は5〜6月の短期間にのみ咲きますが、

斑入りは一年中存在しうる色彩です。

すなわち四季彩は、文字通りに四季を彩る品種

ということになりましょう。

花ガラを摘んでしまった今、こんな品種もお薦めです。

 

ちなみにサツキ愛好者の多くは、

あまり斑入り葉を好まない傾向にありますが、

これはこれで結構美しいもの。

人と違った品種が欲しい方には、特にお薦めです。

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