April 2020  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

さつき品種「翠峰・翠宝」

クマゼミの大合唱を聞くと、酷暑を感じる、しんです。

栃木県内にはクマゼミが棲息していないため、

暑くても、どこかに涼しさの気配は残していますが、

あやつが鳴くと本当に暑苦しいのです。

とはいえその昔、実家周囲で聞いていた声が

全く無いというのも淋しい限り。

しかし、温暖化の今、クマゼミが北上し、

栃木県内でも聞ける日が来るやもしれませんね。

 

サツキの品種で「すいほう」と発音した場合、

花ものサツキを愛好している人であれば、

「峰」の方?それとも「宝」の方?

という声が聞けるかも知れません。

 

それは同音の品種に「翠峰」と「翠宝」があるからです。

どちらも花もの向きの品種で、

翠峰は白地に桃紫紅色の絞りが入る花で、

翠宝は純白地に紫紅色の絞りが入る花となり、

パッと見は同じような花柄です。

花径もだいたい同じで大輪に属しますが、

翠峰の方が花弁が尖り気味で若干大きいかもしれません。

まあ、素人目には同じに見えましょうが。

 

 翠峰 明日香の枝変わり(丸葉)

 白地に桃紫紅色の大小絞り、覆輪、桃紫紅色無地。大輪

 

 翠宝 翠扇×愛の月 

 純白地に紫紅色の竪絞り、覆輪、底白、 白・紫紅色無地。

 大輪

 

ちなみに翠峰は銘花の明日香の丸葉枝変わりです。

丸葉枝変わりというのは、葉の形質が幾分丸みを帯び、

葉の表面に照りを生じ、花弁が厚弁になる変化です。

花柄は明日香と同じですが、花色がやや濃くなり、

花径は少し大きく力強くなる傾向にあります。

一方、翠宝の方は、翠扇と愛の月の交配種で、

翠峰とは全くの別系統品種となります。

ただし、翠宝にも丸葉枝変わりの変化は見られ、

丸葉に変化した品種を翠玉と言います。

 

最近の展示会では翠峰の方が

若干多くお目にかかる率が高い気がします。

なので、今花もの愛好家に向かって、「すいほう」と聞けば、十中八九は翠峰の話になることでしょう。

もちろん翠宝も魅力溢れる良花。

どうせなら、どっちの「すいほう」も手にしてはいかがかな。

comments

   
pagetop