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さつき品種「紅白・紫白」

今シーズン最初の肉まんを食べました、しんです。

年に数回食べ、時にあんまんにも手を出してしまいますね。

コンビニの戦略にまんまと乗せられているのでしょうが、

これからもどんどん乗っていくことでしょう。

 

以前にここで色彩そのままの品種として、

「紅」を紹介しましたが、

咲き分け品種の中には、咲き分けの色彩そのままの品種が、

わかっている範囲で2品種存在します。

それが紅白と紫白のふたつです。

 

紅白は日光の枝変わり品種で、

けっこう古くからあったものの永らく未登録の状態にあり、

2016年に日本皐月協会に登録されたものです。

ただですね、晃山系品種の枝変わりはとても多くありまして、

ベテラン愛好家やプロでも見分けが難しい部分があるのです。

それは、全ての芸が出揃っていればまだいいのですが、

素材によっては、意外と全ての芸が出ておらず、

同定しにくいものがあるからなのです。

紅白は、五光の色彩からトキ紅色の色彩を抜いたような、

天照の濃トキ紅色絞りをより濃くした色彩という位置づけ。

ちなみに五光も天照も日光からの枝変わり品種です。

 

なので、どっちつかずの素材も多々ありまして、

結局は持っている人が、「私の作品は紅白ですよ」と言って、

周りが納得すれば、たぶん紅白で通るレベルかと思います。

昨今の展示会ではまず見かけない品種ではありますが、

覚えておくだけでもいいかなと思いますね。

 

 紅白 日光の枝変わり 

 やや濃いトキ紅色地に白の大小絞り、白無地。小輪

 

そしてもうひとつは紫白。

こちらは純白地に濃紫色の絞りが入る品種です。

登録から34年が経過し、時々展示会でも見かけます。

この品種の言い得て妙だなぁと思うのは、

まさに紫白という名にふさわしく、

カッチリと白と紫の色彩が咲き分けるという点につきます。

どういうことかと言いますと、

咲き分け品種の多くは、花芸としてひと花の中に

絞りの芸が入るのが常なのですが、

この紫白に限っては、絞りの芸がほとんど出ません。

もちろん、全く出ないことは無く、

探せばいくつかは見つかる程度のほとんど出ないレベル。

白い花は白く、ブロッチも微かに緑味を帯び目立ちません。

紫色の花は紫一色に咲きやすく、発色も美しく見事。

実に色彩コントラストの高い品種なのです。

ただしその中に、覆輪というピンク色っぽい花も咲くため、

それなりに賑やかな花にはなりますが、

この覆輪も比較的出にくいようです。

なので紫白という名前はこの花に見事にマッチして見えます。

 

それから、紫白のもうひとつの魅力として、

色彩のみならず、花形もカッチリとしていることでしょう。

中輪ながらも花弁は厚みを帯び、

花弁の中央に鼻筋が通ったようなキリリとした線が入ること。

ちょうど折り紙で谷折りの線を入れたような風情です。

あたかも折り紙で折った朝顔のような面持ち。

 

 紫白 千代の光×愛の月 純白地に濃紫色の竪絞り、

 小絞り、覆輪、白・紫色無地。中輪

 

いっそ紅白、紫白、紅、みどりと色彩名品種の作品のみで、

棚飾り、箱飾りにしてみても面白いかもしれませんね。

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