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さつき品種「吉祥天」

身近で車の事故が増えています。

なので自分も気をつけねばなりませんね。

とりあえず、ゴールド免許のしんです。

 

サツキには仏教や神教に由来した品種名も数多く存在します。

八咫の鏡や勾玉、天女の光、水神などなど。

当然、著名な七福神の名前を持つ品種名もあるのですが、

それに関しては意外にもあまり多くはないようです。

文献上あるものも含め七福神の中で品種名になっているのは、

恵比須と福禄寿、布袋の三品種のみ。

サツキの品種で有名な若恵比須もそのひとつ。

さすがに毘沙門天、大黒天、弁財天、寿老人の名を持つ、

品種名は私の知る限りでは見当たりませんでした。

 

実はこのおめでたいとされる七福神ですが、

ひとつ足して八福神として信仰する地域もあるようです。

そのもうひとつの神様の名が、吉祥天。

仏教の守護神の天部のひとつに数えられ、

幸福や美、富などを顕す神とされています。

弁財天と並ぶ天女でもあり、美女の代名詞にもなっています。

また、吉祥は繁栄、幸運を意味するとも言われています。

この吉祥天という名前のサツキも登録されていますので、

今回はそれを紹介いたしましょう。

 

 (翠扇×白玲)×煌 

 白地に濃鮮紅色の大小絞り、竪絞り、伊達絞り、半染め、

 覆輪、白・濃鮮紅色無地。光琳咲き。小輪

 

吉祥天はサツキの咲き分けの基本的色彩である、

白地に紅色系の絞りを持つ品種です。

一見するとみんな同じに見えるかもしれませんが、

色彩の濃さ、花形、花柄の入り具合、葉性などで見分けます。

中でも吉祥天が突出している点は、絞り色の発色でしょう。

黒みを帯びたような深みのある濃い紅色で、

白地と相俟って、かなりメリハリが効いて見えます。

この色彩は、その後吉祥天を親とする品種にも引き継がれ、

白地紅色絞り品種の幅を広げることになるのです。

それに白地の花のブロッチは黄緑色を帯び、

紅色の花のブロッチは花色よりも濃密な紅色となり、

こちらに訴えかけてくるような花という印象すら受けます。

それと、五弁花が基本ですが、

時折6〜7弁の花も混じり咲き、実に賑やかです。

 

展示会にはまだチラホラと出始めたくらいの段階ですが、

小輪ながらもインパクト大で、派手さを誇る花であるため、

盆養木に仕立てると、目を惹くこと間違いなしでしょう。

それに、幸福、幸運、繁栄、美、富を意味する名であるため、

縁起担ぎとしてひとつ持っているのもいいかも。

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