August 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

さつき品種「秀峰の光」

また雪予報ですね。

先日ほどは降らなさそうですが、

明日はまた、東京出張を予定しています、しんです。

道路が機能不全に陥らないことを祈りたいと思います。

 

ここで何度も紹介しているように、

晃山系の枝変わり品種は数え切れないほど存在しています。

まあ、全部覚える必要はありませんし、

名前のみで展示会ではお目にかかれない品種もあります。

最終的には好みで取捨選択していただければいいのです。

なんせ、全ての品種を把握できている人は、

きっとプロアマ通して誰もいないでしょうからね。

素材だって、全て揃えることはまず無理な話です。

 

今回紹介するのは、晃山の光からの枝変わりの秀峰の光。

大元は晃山から派生した剣弁咲きの系譜にあたります。

色彩は晃山そのままの晃山の光の色彩が、

如峰山と同様に覆輪花に変化したのが、秀峰の光の花柄です。

ようは覆輪のみの単芸品種ってことです。

なので、さほど派手さはありません。

しかし、弁先の鋭さは大きな魅力を感じます。

小柄な花ですが、間近で見ると力強さを感じることでしょう。

 

 晃山の光の枝変わり(覆輪に変化)

 紫紅色に白覆輪。剣弁咲き。小輪

 

展示会にはそれなりに頻繁に見られる品種のひとつでして、

ベテラン愛好家からは、略して秀峰とも呼ばれます。

晃山系品種の中では比較的太りが緩慢で、

やや硬い樹質を備え、少し気難しさを感じます。

なので、盆養木や株立ちなどの創作樹形こそ見かけますが、

あまり太幹のどっしりとした作品は少ないように感じますね。

晩秋から初冬にかけての照りのある紅葉が美しく、

その渋い面持ちから、渋好みの愛好家に支持されているよう。

 

そして、この晃山の系譜の多くは、

栃木県日光市や徳川家に由来する名前が並んでいます。

晃山も晃の字を上下に分解すれば日光ですし、

他にも華厳や東照の光、如峰山や葵など、

地名や家紋などに由来した名前がいくつも見られます。

 

ということでこの秀峰の光ですが、

特に地名とは関係がない名前のようにも思いますが、

発見者は日光市の人、登録者は宇都宮市の人ですから、

同じ覆輪花の如峰山に対して、男体山ではと感じています。

もしくは日光連山そのものを指して、

秀峰と称しているのかもしれませんね。

 

もちろん、秀峰の指すものは特定する必要もないでしょう。

この品種を育てる愛好者の皆さんが、地元の山に思いを馳せ、

それぞれに育てていただければいい訳です。

個人的に秀峰と言えば、やはり故郷の山の富士山ですが、

花形からは、北アルプスの名峰槍ヶ岳をイメージしますね。

そして山の頂上から見るご来光こそ、

秀峰の光のイメージするものではないかと思っています。

comments

   
pagetop