August 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

みかんの花が咲いている

栃木でもいつの間にか、ユズの花が咲きだしました。
通勤途中の車窓からちらり見つけたその白い花は、
初夏の青空に清楚に映えていました。
香りこそ届きませんでしたが、
記憶の中の香りが微かに鼻孔を刺激します。
みかんの国で育った私にとって、柑橘系の果樹の花の香りには、
とびきりの郷愁を感じてしまいます。
つい、「みかんのはなが咲いている♪」と歌ってしまうほど。
故郷は静岡ですが、今やみかんといえば佐賀や熊本、
和歌山、愛媛の方が有名のようです。
その証拠に7〜8年前の5月下旬頃、
仕事で九州からフェリーで四国の宇和島に渡った時のこと。
夕暮れ時に船を降りた瞬間、濃密なみかんの花の香りが
容赦なく体を包み込んだ記憶が、鮮明に思い起こされます。
それはもう、街中に上品な香水を振りかけたような異世界でした。
明らかに「負けたな」と実感した瞬間でした。
しかしです。この濃密な香りを地元の人はわからないというのです。
毎日この香りの中に身を置いているせいか、
麻痺状態?になっているようでした。そんな私も、暗くなった頃には、
ほとんど麻痺していましたが…。
それにしても、忘れられない香りの記憶です。
花を見ただけで、頭の中で想像するだけで、あの香りがよみがえります。
温暖化で、いずれ温州みかんの産地が北上するだろうと言われていますが、
関東や東北が産地の中心にならないことを祈りたいものです。
ちなみにみかんは、故郷静岡のやや酸味のきいた味わいが一番だと
個人的に感じております。

comments

   
pagetop