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錦秋展盛況です!

本日も東京上野の錦秋展を取材のしんです。

平日ですが、天気もよく、

上野公園はかなりの人出。

国際色豊かに老若男女幅広く見かけ、

広場には大道芸人さんも多数出ており、

賑やかさにあふれておりました。

まさに華やいでおります。

 

 美術館内の展示

 

 竹の台広場の展示

 

先日もお話した通り、

今年は東京都美術館と竹の台広場での展示。

竹の台広場では多数の物産展とともに

サツキが出迎えてくれるはずです。

美術館の方は入って地下3階で開催中。

ちなみに美術館のみ入場料800円かかります。

 

ここだけの裏技ですが、

竹の台広場のサツキ屋さん辺りを歩けば、

そこで美術館のチケットを

無料ゲットできるかもしれませんよ。

 

土日は雨模様ですので、

くれぐれも足元にはご注意を。

さつき品種「茜の月」

昨夜のクライマックスシリーズ広島Cvs横浜Bを

ダゾーン観戦していた、しんです。

中畑監督時代から、密かににわか応援していたこともあり、

広島に対してちょっと複雑な心境ではありますが、

日本シリーズでは大暴れして欲しいですね。

 

今から22年前に登録となっている茜の月。

うみほたるや錦絵、かぐや姫の作出で知られる、

千葉県の実生家、鹿嶋紀雄さんの手によるものです。

花形が小輪と小さく、可愛らしい印象の花です。

 

その花の小ささゆえに、

花ものとしてはあまり目立ちにくい品種でしたが、

日本皐月協会や鹿沼さつき会では、

銘花の部門に小輪の部門を新設、及び注目されるようになり、

にわかに小輪の茜の月も脚光を浴びる形になっています。

 

茜の月はけっして突出するような派手さこそありませんが、

落ち着いた風情の中に、艶めきを感じます。

ただし小輪とは言っても、やや中輪に近い輪形を持ちます。

しかも細弁であるためにひと花ごとに力強さが漲り、

花数多く咲かせるとインパクトは大でしょう。

花柄の散らし具合で大きく印象を変幻させることも自在です。

花芸のバランスもよく散れて美しく、

展示会期間中に開花時期も合い易く、咲かせ易い品種です。

特に底白の芸は茜の月の大きな魅力になると思われます。

なので、銘花の小輪部門では戦い易い品種でしょう。

 

 晃山の光×(きさらず×上の山キリン)

 白地にうすい紅紫色の伊達絞り、覆輪、底白、

 うすい紅紫色無地。細弁。小輪

 

花もの向きの品種と思いきや、葉性も魅力を持っています。

葉はやや照りを持ち、比較的緻密さを有しています。

さすがに特小サイズには向きにくいかもしれませんが、

盆養木には向いているものと思われます。

展示会にはまだまだ茜の月の盆養木の姿は少ないようなので、

是非とも、おっ!と目を惹く樹作りに、

あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

そして、私の勝手な茜の月のイメージをもうひとつ。

中学生の頃の隣のクラスのちょっと可愛い女の子

といった感じ方に近いでしょうか。

一度も同じクラスになったことはないけれど、

なんとなく気になる存在の一人って感じです。

もし同じクラスになったら、もっと気になるんでしょうね。

さつき錦秋展

落果したギンナンの濃密な芳しさ漂う東京は上野にて

2班体制にて錦秋展の搬入、全点撮影。

美術館班のカメラを担当した、しんです。

 

今年から上野恩賜公園の竹の台広場の他、

隣接する東京都美術館ギャラリーBでも

会場を分けて開催されます。

開催日は10月26日(木)〜10月29(日)の四日間。

朝9時半〜17時までの開催となります。

28日(土)の10時30分から講習会

29日(日)の11時からオークションも開催。

 

ちなみに審査は明日の25日。

なので、今日の時点では結果は全く決まっていません。

サツキファンのみならず、

盆栽に興味のある方、是非ご観賞を。

また、隣のギャラリーAでは、

バードカービング展(無料)も開催中のようです。

 

さつき品種「祥瑞」

ネットのYouTubeで時々、

昔懐かしの歌謡曲を聴いています、しんです。

やはり十代の頃に聞いた曲は、歌の良さだけでなく、

その当時に肌で感じた様々な感覚も蘇ってくるもの。

甘い思い出、苦い思い出が交錯しますね。

 

サツキの古い品種に祥瑞という品種があります。

最近の展示会ではまず見かけず、

近年では私もまともに見た記憶はありません。

5〜10年に一度見かけるかどうかのレア度です。

たま〜に品種と呼ぶには少し抵抗があるくらい、

今や希少となった品種と言えるでしょう。

祥瑞とは、調べてみるとめでたいことのあるしるし、

吉兆などとも言われており、

めでたい意味を持つ品種名ということになります。

 

 旭光錦×十六夜 白地に紅紫色のあら絞り、白無地。

 反りのある広い花弁。大輪

 

祥瑞は昭和の初期に発表された品種で、

旭光錦と十六夜の交配種。

栃木県は宇都宮市内で作出された品種のようです。

十六夜の花弁に両種の色彩を融合したような絞りを入れ、

咲き分けになった花です。

葉性は十六夜の血の色が濃いように感じます。

なんとなく、いろいろな品種に似ているため、

仮にどこかの展示会に出品されていたとしても、

品種の掲示がなければ、きっと同定はできないでしょう。

札を見て、ああこれが祥瑞なんだと思うに違いありません。

写真を見る限りでは、白勝ちの花模様のようですね。

花底、ブロッチが黄緑色を帯びるので、

明るく爽やかな印象を与える花であると思われます。

 

ちなみに祥瑞という言葉は、瑞祥とも同じ意味になります。

漢字の前後が入れ替わっているのですが、

意味はほぼ同じということです。

凸凹(でこぼこ)と凹凸(おうとつ)のようなものでしょう。

 

サツキの品種は祥瑞ですが、

盆栽界には五葉松の品種に瑞祥というものがあります。

サツキは「しょうずい」で、ゴヨウマツは「ずいしょう」。

漢字が逆転していますね。

五葉松の瑞祥は、葉性が短くきめ細かで、

生長も早いという特徴があり、

日本瑞祥愛好会という組織まであるほどの人気ぶりです。

昭和の初め頃に見出された八房品種と言われ、

サツキの祥瑞と共通する点があるとすれば、

生まれた年代が同じ、同世代ということになります。

 

ゴヨウマツの瑞祥は展示会に頻繁に盆栽展に出品されますが、

サツキの祥瑞も今でもきっとどこかの愛好家の棚上に

静かに鎮座してあることでしょう。

再度日の目を見て、人気再燃となれば面白いかもしれません。

さつき品種「紅」

今年は意外と雪のふり出しが早いかなと思っています。

なのでスタッドレスタイヤへの交換も、

早めにやろうかなと思う、しんです。

まあ、もう少し先の話ではありますけれどね。

 

それではまた、サツキの品種紹介をば。

自然界に存在する(自生する)サツキの基本色は、

もちろん大多数が紅色。いわゆる赤一色です。

街路の植え込みのサツキを見ればわかると思います。

なので、自然界から濃淡ある花色や変わった花形のものを

選抜し品種名を付けた紅色無地品種が、

古花品種としていくつか見受けられます。

春日野、唐糸、金采、日向野、紅万重、薩摩紅、珊瑚采

などがそれにあたります。

その後、交配実生によって、花形の大小や花弁の多少、

葉性に魅力のあるものなどが作出され、

紅色無地品種としてひとつのカテゴリーを形成しています。

 

もはやこのカテゴリーの色形は出尽くした感もありますが、

いえいえ、実は今でも新花登録には、

紅色無地の品種はいくつか登録されているのです。

その中で、15年ほど前に登録され、

やや雰囲気を違えた品種に、紅があります。

紅と書いて「くれない」と読みます。

高校野球の応援歌としてもよく知られるX JAPANの名曲、

紅(くれない)と同じ読み方ですね。

 

 白梅×夢 濃紅色無地。キキョウ咲き。小輪

 

見れば今まで存在したどの紅色無地品種とも一線を画します。

すぼまるように突出して咲く、キキョウ咲きの花形、

艶やかで垢抜けた濃密な紅色の花色、

そして黒々としてこじんまりとした葉性。

それらが絶妙に融合し、新しい雰囲気を作り上げています。

 

昨今の展示会にも、盆養木作品として時々見かけ、

花時期であれば、たったひと色ですが、

おっ!と目を惹く存在感を醸しています。

落ち着きの中にも微かな華やぎがある花

と言えばわかりやすいでしょうか。

そんな渋い魅力溢れる品種なのです。

 

残念ながら今現在のところ、紫や白、赤、朱、黄、青など、

紅以外に一字で色彩を表す品種名は見当たらないようです。

ひらがなで「みどり」や、紫輝と書いて「むらさき」、

と読む品種はありますけどね。

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