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黒松

我が家の盆栽棚に黒松が一本あります。
幹は細めながら結構肌が古く、半完成樹?いやまだ素材ではありますが、
結構気に入って持っています。
でも、数年持っていますが、一回も手を入れていません。
まぁ、サツキの方にも手が回らない状況でもありますから、
仕方ないと言ってしまえばそれきりですが、全く手が入っていません。
実のところは、どう手を入れていいのかがわからないだけです。
なので、いざその樹と対峙すると、本当に体が止まってしまいます。
サツキであれば、仕事柄ある程度わかっているつもりなので、
なんとか曲がりなりにも手が入るのですが、黒松の場合は別。
胴切りするとそこから芽が吹かないなどとおどされたこともあり、
手が動かなくなるのです。どこから手を入れていいのかがわかりません。
でも今はこの樹を見て、自分も初心に戻れるようにしています。
きっとサツキを初めたばかりの初心者も、
同じような感覚でいるだろうなと思えるように…。
そしていつかはこの樹を盆栽としてみられるように仕立てたいものです。
その樹がいずれ形が見えた時にでもお見せする予定です。

大盃

参議院議員選挙で「自民大敗」の見出しが踊った。
タイハイと聞くと、サツキ愛好者ならきっと大盃のことを思い出すだろう。
そう、大盃を音読みすると「タイハイ」である。
ベテラン愛好家の多くは、「オオサカズキ」とは呼ばず、「タイハイ」と
呼ぶ人が多い。中には逆もあり、好月を本来の「コウゲツ」とは読まず、
今度は訓読みで「ヨシヅキ」と呼ぶ人も多い。
金采を「キンサイ」でなく「キンザイ」、博多白を「ハカタジロ」ではなく
「ハカタハク」と呼ぶ人もいる。しかし、松波を「ショウハ」、
高砂を「コウサ」などと言う人は誰もいない。
古花、旧花だからという訳でもなさそうである。
そういえばこの間、紅万重を「ベニマンジュウ」と言う人もいた。
サツキの品種名も奥深いものがあるのだと実感。
そして「大敗」が「退廃」にならない世になることを祈るばかり。


スリップスに注意

サツキの花季展も終わり、花後の作業ははかどっているでしょうか。
これから新たに芽が出始めると、スリップスの被害が急増します。
とくに、今年の夏はかなり暑くなるとの予報も出ていますので、
大量発生する可能性もあるようです。
よって、今こそ注意しないといけない時期です。
これからの時期は、せん定して新たに出た芽に付きやすく、
展開間もない新葉にこのスリップスが付くと、葉のサイズが小さくなり、
いじけたような新芽しか出てこなくなります。
見た目にも良くないだけでなく、サツキの樹勢が落ち、
花芽形成にも影響が出てしまいますので、侮ることなかれです。
予防法としては、直径30cmサイズの鉢であれば、オルトラン粒剤を
小さじすり切りよりやや少なめに、鉢の縁にそってぐるりと撒いておくと、
効果大です。あまり根の際には置かず、鉢ふちというのがミソです。
これだけでもかなりの効果が望めるはずです。
あくまでも予防が第一ですので、付いてしまってからでは、大変ですよ。
もし付いてしまったならば、コテツフロアブルを散布して対処します。

皐月ならぬ文月

なんとか梅雨らしい雰囲気が出始め、ネジバナがぱらりと咲き出しました。
我が家の庭のサツキも見頃を過ぎ、散り始めています。
しかし、中には遅咲きのため、これから咲くぞという品種もあるようです。
先日も、秋田でかなり咲き出しの遅いサツキの品種「紫勲」の話題が出て、
7月にならないと咲かないんじゃないかとの声もありました。
紫勲は秋田五銘花の1つに数えられていましたが、あまりの花の遅さに、
ついに若山という品種に取って代わられてしまった不遇の品種なのです。
白地に紫色の絞りが入る紫勲、見たことのある人は少ないでしょうが、
とてもいい花です。機会がありましたら、是非じっくりと見てください。
しかしここまで花が遅いと、皐月ならぬ文月になってしまいそうですが…。
ツツジの仲間で、サツキより遅く咲くものはほとんどありません。
よって、6月だろうと、7月だろうと、サツキの花が咲いても、
たいてい「サツキ」と呼びますが、これが反対に早く咲くと、
「サツキじゃないんじゃないの」との声が必ず上がります。
そう、4月にでも咲けばミヤマキリシマやヒラドツツジ、アザレアも
咲いていますので、疑われる訳です。
梅雨明けの青空に映えるサツキの花、これもまた一興か…。

モチ病対策

今年はモチ病の葉をよく見かける気がします。
例年だと、よほど管理の悪い庭木のサツキでもなければ、
見かけないものですが、
今年に限っては、鉢植えのサツキにも普通に見られます。
このままの状態で、梅雨が長引くようだと大発生の予感もします。
ちなみにモチ病とは、葉の一部または全体が引きつるように縮れ、
それが徐々に膨らんでモチのようになる病状を指します。
これがひどくなるとモチ状のふくらみがよりふくれあがり、
白っぽい粉を吹き始めます。モチ病とは言っても、全く食べてみたい
という気は起こりません。
ハッキリ言って、見た目に何ともよろしくない状態となり、
誰が見ても明らかに病気とわかります。これにかかったということは、
日頃の殺菌剤散布が足りない証拠でもあります。
かかってしまったこれからの対策としては、モチ状の葉を全て切除して、
それを焼却処分するしかありません。そして、まだ病状の現れていない葉
には、サンボルドー水和剤、Zボルドー銅水和剤、バシタック水和剤
などを散布します。最近はベフドー水和剤も効果的だと聞きます。
そして、サツキが休眠した冬場に石灰硫黄合剤を散布すれば完璧でしょう。
せっかくのサツキが病魔に冒されることのないよう、薬剤散布は
しっかりと行いましょう。
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