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脱帽

ここに書くのが少し遅れましたが、
先日の土曜日に、愛知県在住のサツキ愛好者の方から
私宛に電話をいただきました。
ちょうど鹿沼の秋季展の最中で、
旅行を兼ねて会員さんと一緒に秋季展を見に来ているとの連絡でした。

しかし、せっかくお電話をいただいたのですが、
あいにく私は私用でお休み。
再度電話をいただいたのが、夜7時頃。
おそらく宴会の半ば頃かと思いきや、
なんと宴会は早々に終わり、会員さんとともに、
鹿沼で購入したサツキの素材を前にして、
これから手を入れるところとのお話。
趣味とはいえ、恐れ入りました。
三度の飯よりもサツキが好きとの表現を聞くことが
多々ありますが、それを地でいくようなお話でした。

今現在、サツキを趣味として楽しまれている方は、
さすがに熱心な人が多いんだなぁと実感した次第です。

これからもさつき研究ともどもよろしくお願いします。

鉢上のブニョブニョ

暑い日には、頭の上から灌水してあげるのがサツキにとっても、
私にとっても幸せなひと時。暑さのピークも過ぎつつあるようです。
そろそろ花芽も見えてくる時期ですので、
秋季に向けて身を引き締めたい時期ですね。
そういえば夏になると発生する、キクラゲのような、
寒天のようなブニョブニョした、こきたない緑色の気持悪〜い物体。
皆さんのお棚や鉢土の上にもあるのでは…。
何かの卵? それとも何かが腐っているの?
実はこれ、イシクラゲというワカメやコンブと同じ藻類の仲間なのだそう。
藻類とはいえ、地上に生育する変わり者なのだとか。
イシクラゲで検索すれば、詳しく載っています。
地上部のジメジメした場所を好むらしく、コンクリートと鉢の狭間や
鉢土の上、水はけの悪い芝生などによく見かけます。
もし、こいつが鉢土の表面に乗っていたら、それは根詰まりのサイン。
翌年の春には植え替え必至です。
また、灌水量が多く水はけが悪い証拠。お棚環境を改善しましょう。
実はこのイシクラゲ、なんと食べられるのだそう。
ハッキリ言って生えてる環境からして食欲はわきませんが、
試してみる価値はありそうです。
今度機会を見つけて食してみようかな。
その結果は、またここで追ってご報告します。


黒松

我が家の盆栽棚に黒松が一本あります。
幹は細めながら結構肌が古く、半完成樹?いやまだ素材ではありますが、
結構気に入って持っています。
でも、数年持っていますが、一回も手を入れていません。
まぁ、サツキの方にも手が回らない状況でもありますから、
仕方ないと言ってしまえばそれきりですが、全く手が入っていません。
実のところは、どう手を入れていいのかがわからないだけです。
なので、いざその樹と対峙すると、本当に体が止まってしまいます。
サツキであれば、仕事柄ある程度わかっているつもりなので、
なんとか曲がりなりにも手が入るのですが、黒松の場合は別。
胴切りするとそこから芽が吹かないなどとおどされたこともあり、
手が動かなくなるのです。どこから手を入れていいのかがわかりません。
でも今はこの樹を見て、自分も初心に戻れるようにしています。
きっとサツキを初めたばかりの初心者も、
同じような感覚でいるだろうなと思えるように…。
そしていつかはこの樹を盆栽としてみられるように仕立てたいものです。
その樹がいずれ形が見えた時にでもお見せする予定です。

大盃

参議院議員選挙で「自民大敗」の見出しが踊った。
タイハイと聞くと、サツキ愛好者ならきっと大盃のことを思い出すだろう。
そう、大盃を音読みすると「タイハイ」である。
ベテラン愛好家の多くは、「オオサカズキ」とは呼ばず、「タイハイ」と
呼ぶ人が多い。中には逆もあり、好月を本来の「コウゲツ」とは読まず、
今度は訓読みで「ヨシヅキ」と呼ぶ人も多い。
金采を「キンサイ」でなく「キンザイ」、博多白を「ハカタジロ」ではなく
「ハカタハク」と呼ぶ人もいる。しかし、松波を「ショウハ」、
高砂を「コウサ」などと言う人は誰もいない。
古花、旧花だからという訳でもなさそうである。
そういえばこの間、紅万重を「ベニマンジュウ」と言う人もいた。
サツキの品種名も奥深いものがあるのだと実感。
そして「大敗」が「退廃」にならない世になることを祈るばかり。


スリップスに注意

サツキの花季展も終わり、花後の作業ははかどっているでしょうか。
これから新たに芽が出始めると、スリップスの被害が急増します。
とくに、今年の夏はかなり暑くなるとの予報も出ていますので、
大量発生する可能性もあるようです。
よって、今こそ注意しないといけない時期です。
これからの時期は、せん定して新たに出た芽に付きやすく、
展開間もない新葉にこのスリップスが付くと、葉のサイズが小さくなり、
いじけたような新芽しか出てこなくなります。
見た目にも良くないだけでなく、サツキの樹勢が落ち、
花芽形成にも影響が出てしまいますので、侮ることなかれです。
予防法としては、直径30cmサイズの鉢であれば、オルトラン粒剤を
小さじすり切りよりやや少なめに、鉢の縁にそってぐるりと撒いておくと、
効果大です。あまり根の際には置かず、鉢ふちというのがミソです。
これだけでもかなりの効果が望めるはずです。
あくまでも予防が第一ですので、付いてしまってからでは、大変ですよ。
もし付いてしまったならば、コテツフロアブルを散布して対処します。
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