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オカメが般若に

 

先週とある公園で撮影した、

オカメザサと思われるササの芽生えです。

孟宗竹で言えば、タケノコにあたる部分です。

 

駐車場脇の歩道の根締めや、

管理事務所の植え込みとして植えられ、

きちんと刈り込まれているオカメザサ。

ちょうど芽が槍を突き上げるように芽生え、

まさに一揆でも起こしそうな勢いに溢れていました。

普段はおとなしい風情なのに、

この時期だけはおかめも般若になるようです。

 

元々は西日本の植物のようですが、

小さく作れて見栄えも良く、

園芸的要素も多分にあるため、

植栽として重宝されているのでしょう。

公共施設などでもよく見かける種類です。

 

どうやら刈り込みにも強く、

管理も比較的楽そうな植物のようですが、

一応はタケ・ササの仲間なので、

一般家庭の下草として植え込むのはどうかな。

植えるのは簡単ですが、

はびこると絶やすのは意外と大変ですからね。

竜化の滝

 

写真は先日遊びに行った、

塩原温泉近くの竜化の滝。

車を止めて15分ほどの沢沿い歩きで、

マイナスイオンたっぷりの、

この滝を拝むことができます。

 

滝って夏の季語だって知っていましたか?

水が枯れない限り、一年中滝は存在しますが、

飛沫を上げて涼味を感じさせるため、

夏の季語とされています。

 

とは言え、沢やせせらぎ、渓流は季語ではなく、

清水や泉、滴りに雪渓などはどれも夏の季語。

その差を見極めるのは難しいのですが、

やはり季節を感じさせる風情の有無が、

季語となるならないの境目なのでしょう。

先人たちの感覚をリスペクトしたいと思います、

しんです。

コンテリクラマゴケ

通勤路から少し離れた川沿いのお寺。

近所では花の寺として知られ、

四季折々に様々な花を見せてくれます。

参道にはモントブレチアが見頃を迎え、

ヤマユリやアガパンサスが咲き出し、

花狙いのカメラマンもちらほらと。

これからも様々な花が開花することでしょう。

 

そして参道脇の手水舎の傍、

水が染み出した岩に寄り添うように

独特の青みを帯びた草を発見。

どうやらコンテリクラマゴケのよう。

ひっそりと地味に繁茂しています。

 

 

実に風変わりなネーミングですが、

葉色が紺色に照り輝き、

クラマゴケの仲間だから、

コンテリクラマゴケの名前があります。

ちなみにゴケとありますが、苔植物ではなく、

いわひば科に属するシダ植物です。

それから、クラマゴケのクラマは

京都の鞍馬山に由来しているそうです。

 

元々は中国原産の帰化植物で、

レインボーファーンの名前で

市販もされている観葉植物でもあるよう。

けっこう個体差もあるみたいですね。

 

あまり日本的な色彩じゃないなぁと、

個人的には敬遠したい草のはずですが、

じっくりと観察していると、

けっこう惹かれる自分がいます。

機会があれば、日陰のグランドカバーに

植えてみようかと思っている、しんです。

犬吠埼 日の出

まだまだ 梅雨明しませんが

関東は 連日晴天。

二日間

海浜植物 水生植物の自生地取材に出かけました。

 

一昨日は 予定を変えて 千葉県犬吠埼へ。

犬吠埼といえば 日の出の名所。

元旦は話題になりますね。

どこで撮っても一緒ですが。

 

という訳で

家を1時に出発

夜中はスイスイ 3時半に到着。

 

水平線 いい色でした。

 

 

 

海も山も

日の出前 30分が一番ですね。

 

雲が気になりましたが

水平線から上がってくれて まぁまぁ。

 

 

毎日 散歩するという地元の人と話をすると

いい日の出は 3年に1回かな だって。

 

そりゃそうでしょうが。

 

花も最高。

 


 

ハマカンゾウ 満開。

 

暑さを想定して着替えを何枚も持ってきましたが

風が気持ちよく

必要ありませんでした。

 

お昼を食べた食堂のおばさん曰く

「今日は南風が吹いてるから涼しいんだよ。

普段は もっと暑いよ」

 

残念だったのは

 

「マグロが1週間上がらない」

 

それ以外

充実の2日間でした。

さつき品種「千歳錦・千歳川」

福岡、大分の水害は報道でしかわかりませんが、

家屋が流されるなどの凄まじい惨状に、

自然の猛威の恐ろしさを十二分に感じさせてくれます。

一昨年、鬼怒川でも水害があり、

ここ鹿沼市でも堤防が決壊し、橋が落ちた所もあり、

けっして人事ではありません。

いつ何時、天災に見舞われるかわからないものです。

とりあえずは万が一の心構えだけは

持っておこうと思っている、しんです。

 

前回、熊本にちなんだサツキを紹介しましたが、

今回は福岡県にちなんだサツキを紹介します。

それは千歳錦と千歳川の2品種。

どちらも白地に紫色系の絞りが入り、

落ち着きの中にも艶があり、

サツキの花らしく、玄人好みする花姿が魅力です。

解説では大輪花とされていますが、

現在の定義に合致させると、

おそらく中輪花の範疇に入るのではと思われます。

 

 千歳錦(ちとせにしき) 系統不明

 白地に紫紅色の絞り、覆輪、無地。

 花肉の厚い大輪

 

 千歳川(ちとせがわ) 千歳錦の実生

 白地に濃紅紫色の絞り、覆輪、無地。大輪

 

千歳錦は明治の中頃に、

福岡県は久留米市の桑野養成園で

作出された品種であると言われています。

作出されてから120年近く経過し、

現在でもごくたまにではありますが、

展示会でその姿を見ることはできます。

九州辺りでは、時に庭木としても見かけますね。

 

その千歳錦の実生で生まれたのが千歳川です。

こちらもごくたま〜に展示会で見かけます。

どちらも花形、葉性がよく似ており、

知らないと同定するのも難しいものです。

見比べると千歳錦の方が

鮮やかに発色するような気がします。

個人的には千歳川の方が好みでしょうか。

 

久留米市と言えば、阿蘇山に発し、

有明海に注ぐ一級河川の筑後川が

街中を流れることで知られています。

歌謡曲などの歌詞でも頻繁に歌われていますね。

今回の水害で大きな被害を受けた

朝倉市を流れる川もこの筑後川の支流です。

日本三大暴れ川のひとつに数えられており、

昔から洪水の多い川としても有名です。

確かに時に水害などに見舞われる川ではありますが、

流域の人々に様々な恩恵をもたらす川でもあり、

上手に自然と付き合っていくしかないのでしょうね。

 

実はこの筑後川の古い名前を、千歳川と言い、

現在でも様々な場所名、地名として

千歳の名前が使われています。

ちなみに九州のサツキ業者8軒の集りも、

千歳会と呼ばれています。

おめでたい名前でもありますので、

もしどこかのサツキ屋さんで素材を見かけたら、

即買いしても損はない品種ではないでしょうか。

 

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