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タンポポの綿毛

まともに春を堪能しないうちに、暦はもう初夏です。
いつの間にか、タンポポがみ〜んな綿毛になっていました。
そんな吹き飛ぶ前のまん丸の綿毛が可愛く、しばし見入ってしまいました。
ひとつも欠けのない、完全体の綿毛。
それが道端に美しく並んでいました。
息を吹きかけないように、飛ばさないように、
目線を低くして、そっと白いタンポポの世界を楽しみました。
感心するほどのデザインセンスに見惚れながらも、
そよそよと微動する綿毛を見ていると、
やっぱり息を吹きかけたい衝動は抑えられません。
うちには飛んでくるなよと念じつつ、
ひと思いにフ〜っと息を吹きかけ、旅立ちのお手伝い。
いつまでも飛び立たない強情っぱりもいれば、早速着地するものも。
私にとって、これもひとつの春の終わりを感じるための儀式のようなもの。
そしてひとつのリラックスタイムでもあるのです。

ワラビ

通勤路でワラビが葉を展開。
もはや食べ頃はとうに過ぎた状態のよう。
植え込みの中から顔を出したもの、路傍で勢いよく繁茂しているものと、
こんな所にあったのかと思わせる程。
葉を展開しているということは、誰も採らなかったということ。
ちょっと山の中に行けば、ワラビのシロは先を争うように、
採ったり採られたりの激戦区となり、ワラビの人気の程を知ります。
しかし、わざわざ山に行かなくとも、街中にも雑草のごとくあるようです。
これもワラビの戦略か。
一時には芽出さないのでしょう。
毎年7月頃までは、ワラビの芽出しを見るような気がします。
それでもやはり、おいしいのは晩春頃。
今年もおひたし、みそ汁、漬け物、炒め物と楽しませてもらいました。
しかし、このワラビが庭に入り込むとやや憂鬱に…。
スギナと同じ仲間なのです。
退治しにくい雑草と化すのです。

キンラン

林床にひっそりと咲いたキンラン。
久しぶりに出会いました。美しいですね。
花だけ見れば明るい黄色の花なのに、決して華美ではありません。
仄暗い林内に、ポッと明かりを灯したような楚々とした風情に誘われ、
その場に膝をついて眺めいってしまいました。
日本的な美が凝縮されたような草姿に感動。
花の小ささ、花数の少なさがいいのでしょうか。
これってランの花なの?とも思わせるくらいです。
あまり表に舌を見せず、そんな控えめな花の開き具合も好きです。
また出会えることを願って、黄色の花を目に焼き付けてきました。





タケノコ掘り

ベテランに連れられ、タケノコ掘りに行ってきました。
もちろん、掘るのはベテラン。私は探すことと、写真を撮ることが主。
ベテラン曰く、表に見えているタケノコは、もはや対象外であると。
そしてタケノコは足の裏で見つけるものとのことです。
経験のデータに加え、タケの動き、方角、地質、土地の傾斜などを考慮し、
微妙な起伏を足の裏で探っていくというもの。
私も足の裏に全神経を集中させるも、あったと思うとそれは石であったり、
タケの根っこであったり…。
時間をかけて探すも、全く見つかりませんでした。
目で探す方が手っ取り早い気もしました。
それでもベテランは、コンスタントに2本、3本と見つけていきます。
探すタケノコの目安は、穂先の葉がもえぎ色であること。
それが上物の印。緑色になったものではやや格落ちだとか。
それでも掘り出すと長さは15〜25cm程。
それを特性のクワで釘を抜くように丁寧に採りだします。
ベテランはすかさず切り口の泥を拭って折り取り、生で食べてみろと。
それはアクもクセもなく、瑞々しくて微かな甘みがありました。
タケノコの刺身だそうです。醤油とわさびがあれば完璧でしたが、
今回は素材の味だけで楽しみました。竹林の中でかじる掘りたてタケノコは
格別な味わいでした。掘りたてであればエグ味はないそうです。
その後もベテランは、起つ鳥後を濁さずのごとく、
きちんと掘った穴を埋め戻しています。
来年もこの地で、おいしいタケノコが採れますようにと祈りながら。
ただしベテランは、それで生計をたてているプロではないため、
食べる分だけしか採らないといいます。
この日も5本だけ採って終了。時間にして1時間程度の早ワザ。
帰りには、全部持っていけと糠まで付けてくれ、いただいてしまいました。
早速今晩灰汁抜きし、炊き込みご飯にしようか、煮物にしようか思案中。
それでも食べるのは明日。楽しみです。
ちなみに、国内の竹林はほぼ100%所有者が決まっているのだそう。
勝手に竹林に入ってタケノコを掘ることは避けたいものです。



クスノキの葉

本日は雨。
もともと雨は嫌いじゃないです。
でも、外の取材での雨はやや憂鬱。
運悪く今日は外での撮影。でも、外なりの楽しみも見つけました。
少し風もあり、頭上のクスノキ並木から赤い落ち葉が雨の粒と一緒に、
ハラハラと散ってきます。頭の上にも散ってきます。
春なのに、秋のよう。小一時間で車にもびっしり降り積もりました。
カエデの葉とは違い、堅く重みのある感触。
よく見れば、花芽も小さく上がり始めている様子。
クスノキもユズリハ?なんだと実感しました。
花が咲けばいい香りを放ち、ひと月もすれば花ガラも散りだすでしょう。
クスノキが一番輝く季節です。
潤いを得てしっとりとした木々の葉を見上げれば、
雨でも気持ちがいいものです。
クスノキにくっついていたノキシノブも生き生きと葉を広げていました。
出発時、ワイパーでクスノキの葉を散らす瞬間も気持ちいいものです。
クスノキよありがとう。


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